自己受容
自己受容とは?
じこじゅよう
自分の存在をありのまま受け容れる姿勢
↓
評価・否定なし(例:悪い、嫌い)
条件なし(例:〇〇だから)
(マインドフルネスや実存的な考え方)
人はみんな理想の自分と現実の自分を持つ
両イメージが離れているほど、悩みが生じる
自己受容が高い人の特徴
情緒が安定
社会的に適応
自信がある
●ストレスが少ない
安定的な対人関係、様々なことに受容的な姿勢(寛容)
●自己実現(目標達成)
高い行動力・活動性、自信
●悩みを引きずらない
能動的に向き合う(防衛や回避ではない)、問題解決や自己の向上・成長
●心身が健康
心にとって適切に対処できる
自己受容をしている状態とは、
・自分を価値ある存在として尊ぶ
・他人に振りまわされず主体的に生きる
・事実(体験や感覚)を素直に受け入れる
巨匠:カール・ロジャーズによると
特徴:「低い人」と真逆
自己肯定感との違い
自己肯定感:肯定的な「評価」が伴う
自己受容:評価をつけない
自分の価値を評価するとき、いつも「肯定的」とは限りません。
否定的な評価をしたときに、自分を受け容れることができない場合があります。
そんな時、自己受容の「それでも価値ある存在なんだよ」という無条件の受容(土台)が重要になります。
自己肯定感と自己受容、どっちのほうが大事?
研究者のあいだでも、まだ答えがない疑問です。
個人的には、「両方とも大事」だと思っています。
木の絵をご覧ください。
それぞれ異なる性質をもっています。
一つ一つが、健康な心のために大事な要素です。
けあトークでは、自己受容と自己肯定感を一緒に高めます
高める
高い/低いはタイプの違い
自己受容の「高さ/低さ」は、性格・気質・器質や、生育環境・生活環境などの影響により個人差があります。
「タイプ」の違いだと思ってくださいね。
低いタイプの方は、より多くの悩みを抱えながら一生懸命に生きてきたのです。その強さと努力は、ぜひ認めてほめてあげましょう。まぎれもない《能力》です。
高める方法
大まかにご説明します。
詳しい内容は、セッションでお伝えしていきます。
①理想像と現実像を把握する
②両像を互いにすり寄せる
③「それでもOKマインド」を築く
カウンセリング後はこんな気持ち…
↓↓
体調は「心のサイン」
みなさんは、こんなご経験あるでしょうか?
「気分が落ち込んで食欲がない…」
たいてい、姿勢が前かがみになります。
意気揚々と歩きながら落ち込む人は、珍しいと思います。
なぜでしょう??
理由は、心と体が連動しているためです。
【心身相関】
しんしんそうかん
身近な例をいくつかご紹介します。
◆肩こり
場合によっては頭痛もします。朝起きても一日のスタートがどんより重い…。そんな時は、起き上がるのがしんどくて仕方ありませんよね。
原因の一つは《心の状態》にあります。
心が緊張する時は、筋肉も緊張します。身体の緊張状態が続くと、筋肉は凝り、さらに血流の停滞により頭痛が生じます。
逆に言えば、凝りや頭痛に悩まされている方は、心が慢性的に緊張しているということです。
心をほぐしてあげると、身体も楽になるでしょう。
◆生活習慣や食べ物が「心」をつくる
「薬よりも、食事・運動・睡眠」と言われるほど、生活習慣・栄養と「心」は、密接に関係しています。
その理由は、心をつくるのが神経伝達物質(ホルモン)だからです。
ホルモンは、生活習慣や食事によって増加・減少します。
各ホルモンがバランスを保つことで、心もバランスを保てます。もし、生活習慣や食事のバランスが崩れると、心のバランスにも影響することになります。
例えば、気分が落ち込む「うつ気味」な方は、セロトニンの不足が主な原因と考えられているので、規則正しい生活や定期的な運動で改善する場合があります。
食事も同様に、トリプトファンとビタミンB6を含む食物(バナナや蕎麦など)がセロトニンを増やすなど、食事(栄養素)の見直しから、心へアプローチすることもできます。
また、脳と腸は直結して影響しあうことから、腸内環境の見直しも心の状態の改善に役立ちます。
◆食事は「サイン」
ストレスを感じる時、食事で心のバランスを調整する場合があります。
例えば、コンフォートフード(高カロリー・高炭水化物・低栄養価)を食べたい時は、ネガティブ感情を抱えているサインです。なぜなら、コンフォートフードに多く含まれる糖質と脂質が、脳の「快感」を司る部位に作用し、一時的に気分を上げるためです。
ジャンクフードを食べたい時は、自分を大事にしていないサインと言われています。
やけ食い・空腹じゃないのに食べる時は、心に本来与えられるべき満足感を得ていないサインです。
食事の内容や仕方は、心の状態を的確に反映しているのです。
なぜ、人は悩むのでしょう?
「人間の悩みはすべて対人関係にある」
心理学の起源は古代ギリシャまで遡ります。人々は、こんなにも古い時代から《心》に関心があったのです。
1900年頃に活躍したアルフレッド・アドラーという心理学者(精神科医)は、「人間の悩みはすべて対人関係にある」と考えました。
理由の一つは、私たちが社会的動物だからと言えるでしょう。
「社会的動物」
私たちは、他人と関わり合いながら生きるようにデザインされています。
もし、他者と一切関わらない生活をすると、脳の機能や発育に影響を与えて、究極は生命の存続に関わります。
ところが、現代では、核家族化・IT化により、対人関係をつくる・学ぶ・育てる機会が減っています。
社会的動物がうまく機能するための条件が満たされない環境です。
このような環境下では、様々な「シワ寄せ」が個人の「生きづらさ」となって現れるのは、自然なことかもしれませんね。
大丈夫です、安心してください
あなたの身の回りに起きている事、あなた自身の「しんどい」という気持ち、不安やモヤモヤ…などを、
解消する術(すべ)はあります。
「あなたは、独りじゃないですよ」
このホームページを読んでいるということは、あなたには、悩みに向き合おうとする勇気があります。
その勇気を持っていれば、きっと、前に進めます。
そして、あなたは独りではないのです。
大事なので繰り返しましょうね、「大丈夫です、あなたは独りじゃないですよ」
一緒に、ゴールを見つけていきましょう。