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パニック障害~解決の一歩~

こんにちわ。やまさんです。


昨夜(4/15土 22:00~)日テレ番組「有吉の!みんなは触れてこないけど、ホントは聴いてほしい話」


どんな内容だろう?


タイトルに惹かれ、好奇心から観てみました。


テーマは「パニック症」で、なんと心理ストライク!

もちろん、チャンネルを変えず見続けることにしました。


ゲストは3名でした。

●大江裕さん(演歌歌手←北島三郎ファミリー)

●中川家・剛さん(お笑い芸人)

●小林正寿さん(気象予報士←ZIP!お天気お兄さん)


みなさん、ご自分の体験を振り返りながら、視聴者の皆さんに伝わるように真摯にお話しされていました。

テーマは真剣そのものでしたが、面白い返しなどもあり、MCの性質を生かした味が出ていたと思います(^^)


真面目な内容を軽快なトーンで伝えるのは、なかなかバランスが難しいですよね…。

(と、制作側の課題はさておき!)


三者三様、パニック障害のエピソードはありましたが、

今回のブログでお伝えしたいことは、ひとつです。


それは、

三人を救ったのは「気づき」ということです。


大江さんと剛さんは、それぞれ北島三郎さん、明石家さんまさんの一言によって、状態が切り替わったそうです。

三郎さん・さんまさんは、当人たちにとっては偉大な存在であり、つまり、「自分が認めてほしいと思う相手」なわけです。

そんな師匠から「言葉」をもらいました。その内容は、「ありのままを承認してくれる」内容でした。


パニック症だった彼らは、「認めてほしい人」に「ありのまま」を認めてもらったことで、前に進む心構えができたのです。心理学的には、自己受容が高まったと言えるでしょう。


そもそも、パニック症になった原因は「自己受容の低さ」にあったと推測できます。(理想の自分⇔現実の自分、その間の乖離)


彼らは、苦しみ悩み時間を費やした末に「自分が認めてほしいと思う相手」から「ありのまま(症状を含め)」を認めてもらったことにより、「理想の自分」と「現実の自分」が近づいたのかな、と思われます。

すなわち、「自分はこのままでもいいんだ」という「気づき」です。


師匠方からの言葉は、けあトークでも推奨している「両親からのありのままの承認」と同じ効力をもったのでしょうね。


三人目の小林さんは、「会食恐怖症」も併発していました。(詳しい症状は割愛します)

自分なりに工夫をしてやり過ごして来たそうですが、ついにそうもいかない状況になり、勇気を出して病院に行ったそうです。そこで、「医者の診察時間が短かったこと」と「薬」をもらったことで、回復に向かったとのことです。


「診断時間が短い=よくある症例=僕だけじゃない!」という考えに至ったようです。

つまり、今まで自分の症状に悩まされ、埋没してきた小林さんにとっては、「気づき」の瞬間です。


自分のことに意識が集中し「視野が狭くなっている」状態が、悩むことでさらに神経質になり症状を加速させていました。ところが、医者の浅い対応が功を奏したようで、視野が「外」に広がった=心に余裕ができた、のだと思います。


自分のことに意識が集中→さらに内に集中するのは、自己受容が低いために生じます。

「理想の自分」を追いかけることで意識が内に集まってくるからです。


ゲストのお三方に共通して、みなさん「理想の自分」を持っていました。それも、「絶対に到達しなければいけない」思い込み(プレッシャー)が強くでていました。そして、理想像を追いかけ続ける間に生じた「無理」が大きな「歪み(ひずみ」」となり、発症しました。


これは、パニック障害に限ったお話ではありません。不安障害全般や他の精神的諸症状の原因でもあります。


お三方のお話を伺うと、どうやらカウンセリングには行かなかったのかな?と思います。


周囲の理解も得られず、行った病院では診断名も得られず、しばらく一人で悩み苦しんだようです。


カウンセリングがもっと身近にあれば…!と、いちカウンセラーとしては悔しさと悲しさがあります…!

でも、彼らが現在を楽しんでいる姿は、とても喜ばしいですね!


小林さんの例のように、病院に行くとお薬をもらいます。

小林さんは、自分の症状・状態に合わせて徐々に減薬していったそうです。


私自身も、精神科に行ったときに「お守り」として薬をもらいました。でも、カウンセリングに行ったら、飲まずに回復しました。

薬は、「お守り」として役に立つ時はあります。

薬は、「対症療法」ですが「解決手段」ではありません。


解決手段は、あなた自身が持っています。


ゲストのお三方に必要だったのは「気づき」でした。


「今がつらい…」な時は、あなたにとっての「気づき」を、ぜひ探してみてくださいね







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